絵の心得のない私がとつぜん美術展で入賞した話

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まるのです。こんにちは。

すこし前に、国内の美術展で賞をいただくことが決まりました。

別名義の活動なので親しい人以外に詳細を話すかは未定ですが、今日はそのお話をさせてください。

 

私は先月まで、あまり「絵」という感じの絵は描いていませんでした。

まどねっこというゆるい感じのイラストをあげて、うまくしゃべれない時交流したり皆さんに見てもらったりしていたのが、私の「絵を描く」ということでした。

 

美術館に行くなど見るのは大好きです。

美術が好きだからこそ、きちんと絵を描こうと思ったことはほとんどないです。

 

それと、私は極度の緊張症でよく「人にヘンに思われないかな」と考えてしまっていました。絵などの視点や気持ちを表現するとき、過度にあわててしまうこともあります。

 

さらに。私は間が悪くて、あまり話がじょうずではありません。

 嫌われてるかなとか、迷惑かなと思うと自分から遠ざかるようにしてしまいます。

(もちろんそれでも迷惑をかけてしまったこともあると思うけど)

 

楽しいことや本当にやってみたいことは、誰かに迷惑をかけないように一人でやるようにしてきました。気がきかないので失敗は続くと思います。でも最小限にできるよう注意して、なんとなく当たり障りなく暮らしていけたらいいなと思ってきました。

しずかに、だれかと摩擦せずにいきていけたらいいなとよく思います。

 

先月、あまりゲームをしなくなった時期。

急に色がいっぱいある絵を描きたくなりました。

本当に、突然のことでした。

Twitterで、思い切り描いた絵をみて「私は好き」といってくれた人がいてうれしくて、

「自分の思った通りにやってみてもいいのかな」と時々、思い切り絵を描いて見るようになりました。

 

人目を忘れたら絵をかくことがたのしくなりました。

へんな絵かいたら見る人に悪いかな迷惑かなと思うときももあったけど、毎日がりがり絵を描きました。見て欲しい気持ちがいっぱいになったらアップしたりしました。

そうしてるうちに、私の絵を見た知人が「明日締め切りの美術展に出そう」といい始めました。初めて数日も経ってないときのことです。

 

それからすこしして、連絡が来ました。

審査を通過したことを知ったとき、しばらく声がでずなんとかその時その場にちょうどいた応募をすすめてくれた知人に伝えました。

 

知人は「へーよかったね!」といってスマホをいじっていました。

 

まてまてまてまて、ま~てまてまてえ~ と思いました。

あんなつぶれたネコしかかけない私のことをご存知かな?と思いました。

驚きレベルがたりなすぎるだろうと。

 

食い下がろうとしたとき、私は自分でも引くくらい自分の悪口をたくさん言いました。

 

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人によってはたいしたことじゃないし、入選くらいでなに緊張してるのって思うかもしれないけど、普通に画壇で活躍している方達に混ざって私が選ばれるなんて驚くことでした。幅のせまいダンボールにはいってすこしおとなしくしていなければその衝撃に耐えられないほどです。

 

そして厳しい扱いになれているため、すごくいいことがあるとちょっと不安にさえなってきました。目の前の人はまだスマホをいじっています。

しつこく「びっくりしたね」と声をかけると、こう返事しました。

 

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「別に。入賞すると思ってたし」

 

その時どれくらいびっくりしたか、言葉にするのは難しいですが漫画とかで「―ッ!」みたいな場面に描かれる顔をしていたと思います。

 

多くの人にはだからどうしたの案件なんですが、私にはすごいことでした。

この人、私より私のことを信用してる!!!ということに衝撃を受けました。

わたしはいつもわたしがとても恥ずかしいからです。

ぶれなく自分を信頼してくれることに、かなり驚きました。 

 

大学に入った時、ある講義の最初に先生に言われた事を思い出しました。

「ここに座る資格があったのに、色んな事情が重なって座れなかった人のことを忘れないでください」

その時は、ふんわり家庭の事情とかで勉強できなかったひともいらっしゃるだろうなあというようなことを思いました。でも、それだけじゃなくて。

時間を重ねていくうちに、誰でも自分の力がいつも発揮できるとは限らないことがわかりました。

 

わたしは今回のことで、自分に絵の心得があるとはまったく思っていないし、これでいきなり明日から急に胸を張りだすような吹き上がった気持ちがあるわけでもありません。

 

ただこの経験から学んだことがあります。

 

人生はそのとき、傍にいるひとで本当に大きく変わってしまう。ということです。

 

私が他人の裁量に口をだせるわけではないけれど、

くるしいと思うことを続けすぎないでいてほしいと思いました。

 

自分に自信がないひとは、自分を好きでいてくれるひとといてほしいです。

自分をたくさん好きになってほしいです。

 

もし、よかったらだけど。

 

うれしくなるひと何かが生まれるひと、愛せるひと、自分を大切にしてくれるひと大切にしたい人、楽しくなる人、感動するひと、自分の本質を信じてくれる人。

 

そういう人と一緒にいることが大事なんじゃないかなと伝えたくなって書きました。

 

甘えるのと、信頼してもらうのは違います。

自分の選んだ人と一緒にいることは甘えと同じではないから、自分に厳しくしてしまいがちな人は自分に優しくしてほしいなと思いました。

 

私がもっていること でそばにいるひとに活かせることは、どんどん活かしていきたいです。きっとそれが、自分のためにもなると思っています。

 

遭遇するものに抱く感情が、好きだけじゃなくても。

できるだけポジティブなことを世界中に渡せるように生きたいです。

そばにいるひとの素敵なところをいつでも応援していようと思いました。

私が、一歩前に出れたのはいつでも、誰かがいてくれたからです。

そこに期待も依存もなくて、その瞬間にとても感謝しています。

 

いたらないところをおおらかにみてくださるかたに、いつもありがとうございますと、ご報告でした・・・!


表彰にみあってない事自分がいちばんわかってるので、これから、期待に追いつけるように努力したいと思います。


まどねっこ絵は円野まどとして続けて生きたいので、2020年もどうぞ、よろしくおねがいします。いつもありがとうございます。

うまくかけないけれど、たくさんしあわせでいてください。私もたくさんしあわせでいます。

よいお年をおむかえください。

 

まるの

 

 

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