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一昨日は知人の誕生日だったので、プレゼントを持って出かけて、食事したり雑談したり一通りのお祝いらしき会に参加した。
たくさんの人と会話をすることは苦手なので、できるだけはしっこに座って人と目があわないようにスカートのしわを眺めた。慣れないひとの声が重なって、どきどきする。
私はすごく神経質で知らない人といると殆ど食欲がわかず、食べられない。その日も出てきた食事を見ながら、飲み物だけを口にしておとなしくしていた。
主役である知人は理解していて、アイスを先に頼んでくれた。気をつかわせてごめんねとちいさな声で謝る。カップのサイドにたくさんフルーツがのっていて、かじると甘い水が滲みた。すこしだけ落ち着く。
あたりを見渡す余裕ができて、すこしきょろきょろする。それにもつかれてぼんやりして、気づけばなぜか1人の女の子のお皿をぼーっと見つめてしまった。
それは「自分の分はそっこう食べ終わって、人のお皿の中身を狙っている人」みたいな動作だった。ちがう、ちがうんです。はっとしたけどもう遅かった。
案の定優しく、良心に満ちたその子が私を見て微笑む。それから、「一個たべる?」と大きなチーズを一つ差し出した。ちがう、ちがうの、ちがうのです。お酒も飲んでないから、チーズどうしたらいいかわからない。濃い目のチーズ単品で割とどうしたらいいかわからない。私ごときが好き嫌いを言って恐縮ではあるのですが、チーズだけ食べるのそんなに得意じゃない。
瞬時に色々浮かぶ。いろいろ声にならない。
コミュニケーション能力に問題がありすぎて、一周まわって満面の笑みを浮かべてしまう。すると相手はニッコリしたあと私のお皿にチーズをのせた。
「あっ。」
ちょっと大きな声がでてしまう。
確かに今の笑顔は「(ありがとう、チーズ下さい)」みたいな感じに見える、無理もない。そしてよく知らない人からおかわりをねだるってどういう状況。
今後この女性の中で「あの時誕生日会でチーズを欲しがっていた子」として記憶に残ってしまう。会うたびに「チーズ好きなんですよね」と嘘を重ねなくてはいけない。どうしよう。どうしてこんなことに・・・
チーズをひとかけらも食べる気力がないよ・・・!
しかし、こうなったのも自分の不徳、飲み込むしかない、と覚悟を決める。
意を決してチーズを口にしようとすると、それを恵んでくれた女の子が声をかけてくれた。
「これおいしいね!やっぱさー海外のチーズがほんとのチーズだよね。日本のチーズはチーズじゃないわ。」
その子の隣の女の子が「確かにー」と同意するのを聞きながらまた、普段つかわない表情筋を駆使して笑顔になる。またも声はでない。頭には割けるチーズのことことが浮かんでいた。割けるチーズのこと、大好きなのにかばえなかった。ごめん。
帰りに罪滅ぼしにさけるチーズを購入。またじょうずに喋れなかったなあと思いながら家でゲームをした。ゲーム最高。家最高、優勝。
大人数のひとが一同に集まって何かをしたり、ご飯を食べたりすることがずっと苦手だ。そこに批判的な感情があるわけじゃなくて、それを楽しめるひとをみているだけで楽しい。私にとってのそういう欲求はそこで上限なんだと思う。
人と一緒にいると緊張してうまく喋れない。身近な数人と仲よくできたらそれでいいと思う。1人でいることもわりとすきだ。ひとの速い会話より、何かを眺めて考え事をするほうがたぶん私には性に合うんだと思う。
でも、うまくコミュニケーションができないことで誰かにそそうがなければいいなあ。
まだすこし緊張が胸にのこってた今日、ともだちのDちゃんが家に遊びにきた。
ドアを開けるとき食べかけの割けるチーズを片手に持って出た。
中に入るよう促すと彼女は靴を脱ぎながら
「割けるチーズだー!おいしいよね。めっちゃ好き。」
と言った。
どうしてかわからないけど、その言葉になんとなくほっとする。
言葉にならないので、へへへと不気味な声を出しながら彼女の肩を二三度押した。
Dは心底気味のわるそうな顔で一瞬こちらを見たあと、
「暴力振るわれたから、慰謝料に一個ちょうだい。」
と優しく強請ってきた。
そんな二日間。
ワインをかたむけながらチーズの違いとか語れるかっこいい人生とは完全に軌道を別にしております。ぷよぷよを買ったよ。朝が寒い。
典型的なうちべんけいのまるのをどうかよろしくお願いします。
7時半に起きる自信がなくて寝なかった。なんか肺のあたりがきゅっと痛いよ。よいこはまねしないでほしいよ。ちょっとぷよぷよをしてから出かけます。HumpBackの「今日が終わっていく」を聴いてるけど、完全に朝( *´v`* )
たのしい一日にします。
おはようございます、いい一日になりますように!
またお便りします(* ´ ▽ ` *)ノ