こちら孤島のまどよりお便りします

円野まどの恥の多い日々の記録

日々の詰め合わせ 十六号

 

〒 みなさま

こんにちは、円野まどです!

六月も半ばを過ぎました。いかがお過ごしでしょうか。

少しずつ暑い日が増えてきましたが、ソフトクリームがはかどりますね・・・!

最近は、「カップにしますか?コーンにしますか?」と聞かれることが増えたのですが前からなのでしょうか?糖質制限とかでコーンを食べない方がいらっしゃるのかな?と思いながらばりばりむしゃむしゃする日々です・・・!

今週も風邪で寝込んでいたのでごく近距離のお話になります。

それでは日々の詰め合わせ16号になります。よろしければご査収ください。

 

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*登場人物

しゃん 私の同居人、パートナー

アイちゃん 年上のオネエさん

でんきゅう 私の弟のようなひと。マッチョ

私 筆者円野まど。ひきこもりがちな居候

 

*防犯連絡

少しずつ汗をかくほど暑い日が増えている。

街を歩いていると、そこかしこの「涼しい場所。」を見つけた猫がいる。

「かわいいね~」

話しかけるとちょっとだけ目を丸くして、すぐに興味なさそうにそっぽを向く。

なんとなく、ホッとする。

逆ににゃあ~とよちよち近づいてくると必ず呼びかけることにしている。

「怖い人がたくさんいるから、人間にはあまり近づかないで。」

猫語が話せればいいんだけど、なかなかどうして、難しい。

ヒト コワイ オマエ アブナイ。

これくらいのカタコトでいいので伝わるといい。

割と真剣に伝えているので私の家の近所には情報がまわっていてくれると嬉しい。

かわいいものが健やかに生きれる世界でありますように。

それと、近所でやばい人いるんだよねと言われてませんように。

 

*ミヤモトさん

近所のスーパーのレジにはミヤモトさんがいる。

私が勝手に名づけただけでまったく本名ではない。

私が小学校の時の同級生である宮本さんのお母さんに激似という、誰得情報が胸の内側に溢れに溢れて心の中で勝手に呼び始めた。

ミヤモトさんはいつも、感情のあまりこもらないレジをする。

遠くからでもあそこのレジがミヤモトさんのレジだな、と分かるほどとても顔が白くて、常に真っ赤な口紅を塗っている。

ただすごく速い。箸にいたっては、勝手に入れてくれる。

あ、お箸貰えばよかった~と後で不安になる方も、ミヤモトさんならノープロブレム。

そっと袋を覗き込んでください。其処にあります。

ミヤモトさんはレジを打ちながら必要と思われるものを黙って用意し、

極力こちらと会話をしたくないのでは?と感じるレベルでスピーディな対応をする。

はやいのはいいけれど商品がつぶれたり、変な順番でカゴに入ってない?と思う方も、ミヤモトさんならノープロブレム。

ミヤモトさんは商品を雑に扱うことはない。

待機中もお店の広告を読んだり、レジ周りを整えている姿ばかり見かける。

プロ、プロだ。彼女こそプロのレジだ。

暇で誰か偉い人がいない時なのかな、店員さんが少し雑談している時がある。

もちろんミヤモトさんは黙して語らない。

誰かが見ていても見ていなくてもちゃんとしちゃう人ってめちゃくちゃ褒められてほしい、ミヤモトさん・・・!とミヤモトさんと鮮魚コーナーに熱視線のスーパー。

火曜日。そんなミヤモトさんのレジに、見慣れない人がいた。

高校生くらいの女の子が「研修中」というバッジをつけて、緊張した面持ちでレジに立っていた。ミヤモトさんは後ろで監督をする役のようで、いつものように何の感情も浮かべないまま、そこに立っていた。

商品の一つがピッとスキャンして読み取るのではなく、直打ちしなくてはいけないものだったようで、女の子は一瞬ミヤモトさんの方へ振り返り、あるボタンを弱弱しく指差す。

ミヤモトさんは声もなくただしっかり頷く。

女の子は唇をキュッと結んだ後それを押し、強張った笑顔と声で最後に会計金額をこちらに伝えた。

その時ミヤモトさんは真顔のまま両手をギュッと握り締めて、小さく「よっしゃ」と言わぬばかりにに揺らした。

かごを持って袋詰めする棚に行くとき、振り返る。

レジの女の子は本当に嬉しそうに「やり遂げた」顔をしてミヤモトさんと何か話している。

それから私はミヤモトさんが笑顔になるのを初めて見た。

なんだかすごく、得をしたように思った。

*魔法

学校に行くのがいやだった。

何かいやなことをされているとか、そういうことではなくてとても億劫だった。

朝になると母がよく「魔法がおこる前兆」の話をした。

今日は鉢植えの花がきれいに開いたから良いことがあるよ、とか卵がきれいに割れたからうまくいくことがあるよ、とか楽しそうに教えてくれる。

「そんなこと起こらないよ・・・。」と言ってしまったこともある。

底の底の自信がなくて、私なんかが「きっとうまくいく。」と考えることは傲慢で、勘違いな事のように思っていた。

風邪で寝込んで弱気になって幾つかネガティブなことを思う。

少し不安になってそれを口に出していると、でんきゅうが笑って否定した。

「いいことばかり言おう。言葉から幸せを呼び込まないと。」

ありがとう、そう言った後またゴッハゴッハ大きく咳き込む。

「なおるなおる。」

そう言って去っていく後姿を見ながら思う。

そういえばしゃんもアイちゃんもいつも、良い方向にいくような言葉ばかり言ってくれる。

お母さんの笑顔が浮かんだ。

こうやって、多分人のやさしさを何度も素通りしたのだ。

ごめんなさい。本当に、本当にありがとう。

今起こってることなのに、過去まで目を覚まして励ましてくれる。

お母さんありがとう。

私も身近な人の幸せを呼び込むように生きていきたい。

 

*ラブミーテンダー

ひどい風邪を引いている。

いつも体調崩している?と思われても仕方ないほど6月になるとよく寝込んでしまう。

今回は咳がついてしまって夜中までずっとウェッホウェッホゴッハゴッハハハハ!!みたいなご近所と家族に迷惑な咳が出てしまう。

夜になると特にひどくなるので、お仕事をして疲れているだろうに休まらなくて申し訳ないな、と思いしゃんに謝罪した。

「全然、俺はまったく気にならないよ。」

といつも通りニコニコしているので、ちょっとそこで考えた。

私 「いや、すこし気にして欲しい。」

しゃん 「えっどのくらい?どんな風に?」

私 「うーん。咳をすると遠目から痛ましそうにそっと覗き込む感じで。」

しゃん 「・・・あっ・・・はあ・・・。」

その後、咳が出たとき一応そのやり取りが行われた。

少しの沈黙。

私「えっとこの件はもう大丈夫なので・・・明日早く帰ってきたら・・・ネギ関係の料理が食べたいです・・。」

しゃん「あっ、いいよいいよ!どんなの食べたい?」

彼は明らかに(あっ、それなら意味分かる)という顔をしていた。

私も脳内から(わけのわからないこと言ってすいません)というテレパシーを送った。

次の日に作ってもらったネギと豚肉の炒め物はとても美味しかったです。

今書きながら、いつも相手してくれてありがとうという感謝の心を周囲にもつことを改めて固く誓っている。人生は謝罪と感謝の連続である。

 

*あとがき

今週はとにかく咳で眠れない一週間でした。

夜になるとひどくなるけれど、とにかく少しでも眠って元気にならなくてはと思うのですが、結果漫画をかなりの冊数読破することになりましたね・・・。

私の体感での話しになるのですが、ネギ料理をたくさんいただくことはすごく効果があったように思います・・・。ネギ好きですネギ・・・。

土日のどちらかはパフェを食べに出かけたいのでこれ以上悪くならないことを祈っています。この時期は湿度の関係もあって、体調や気分の浮き沈みがおきやすいので(円野の近距離調べ)どうか皆さんもお体に気をつけてよい週末を!

 

それではまたお便りいたします!

 

円野まど