こちら孤島のまどよりお便りします

円野まどの恥の多い日々の記録

日々の詰め合わせ 十号

〒 みなさま

 

こんにちは!円野まどです。

日々の詰め合わせ10号となります、よろしければ暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです!

 

 

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*さくら

大通りを架ける水色の陸橋に向かってゆらゆら桜が散る。

車椅子の上からそれを見上げるおじいさんがヘルパーさんに向かって言う。

「あんた、見えているかい。私はちゃんと座っているから、どうかあんたも楽しんでくれ。」

痩せた手のどこにそんな力があるのか、思い切り身振り手振り、興奮した口調で逸るように言った。ヘルパーさんが何て答えたのかは聞こえなかった。

老いても、歩くのが難しくなっても、それでも何かしあわせがあれば

咄嗟に誰かに分けようとするんだね。

四月は忙しくてあわただしいから、少し疲れてる。

だから通り過ぎたあと、涙がこぼれそうになるのを堪えて歩いた。

 

*肉

駅前のスーパーにいくたび思うことがあります。

そちらのお店でお肉コーナーの前にいくと

「はぁ~おにくニクニクニクニク3パック!おにくにくにく3パック!!おにくにくにくにくおにくだよ!!」と録音されたラップのような声が流れるのです。

これを録音している方が真顔なのか笑顔なのか知りたくなります。

スーパーの音楽とか売りことばってやっぱり耳に残りますね。

ついつい歌ってしまう、いろいろなスーパー独自の音楽を聴き比べるのがちょっと好きな私でした・・・。

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*よい母親

お母さんから電話がきて、昔のことを聞かれた。

私ってよい母親だった?

みたいなことをお母さんが聞く。

何かあったんだなと思いながら、すぐにいいお母さんだったよと答えた。

たとえばこういうことがあって、実は傷ついてたとか

こうしてほしかったとか、そういうのが無いひとって多分いない。

大きい小さいはあるけど、誰しも悔恨や心の傷をひきずっていて、それが他者を求める感情に繋がるところもあるように考えている。

満たされてるとなにかをはじめないから。

少なくともわたしは怠け者だからそういうところがある。

こんなことはわたしが大きく困らなかったから言えることでもあるけど、とりあえず私がもったことのある子供の頃の寂しさは、別な何かで埋められるし欠損のままでもそれを認められる。人は完璧じゃないのだから一人に全部求めなくてよいと思う。

と、恥ずかしげも無くベラベラ語るくらい元気に育ててもらった。大丈夫。

お母さんは大丈夫だよ と重ねるように声をかけた。

だいじょうぶだよ という背中を撫でるような言葉。

私は子供の頃こうやって、母に信頼を与えてもらったことがある。

でも、お母さんにはお母さんがもういないのだ。

私がお母さんのお母さんのぶんまで、お母さんを守れるように、いそいで強くなるよと思った。

 

*御礼

先月から努力してきたことが一つ、実った。

私は何かのガイドラインに添うことが苦手なのだけれど、それを根気よく教えてくださった方のおかげで達成できた。私は人に接触することもされることもほんとは怖い。

でも、そういう自分の怯えの想像のつかないところに優しいひとの手はある。

誰かにお世話になるたび思うのは、自分には感謝をするための手段がたりないこと。

お礼をする方法のたくさんあるひとになりたい。

*どん兵衛

 時々無性にインスタントうどんが食べたくなります。

それでも健康のために半年に一度とか、数ヶ月に一度にしているのですが、先週ついにどうしても食べたくなりました。

今度の土日に買うことにしよう、いつも体に気をつけているしたまにはいいよねとでんきゅうにも話していました。(私は体が虚弱な為、少し食事に気をつけています)

「ふつうのうどんもきしめんの方が好きだし、平たい麺が好きなのかもしれない。」

「へえー。」

その時興味なさげに俺はラーメン派やわ~とでんきゅうは言っていました。

しかし次の日一通のメッセージがスマホに届きました。

『どん兵衛、買っておいたで。いつもの棚にいれてあるよ。

私は優しさに感動しました。

昨日、ちょっとジュース買いにコンビニ行って来ると出た時だ。ついでに買って来てくれたんだ・・・優しい子になったなあ・・・とじーんとしながらその棚を開き、どん兵衛を取り出します。春になると彼が東京に来た頃を思い出します。

たくさんケンカもしたな、荒れてることもあったな、色々思い出して感無量に。

思い出をかみ締めながらやかんを火にかけました。

ウフフインスタントうどん、久しぶりだなあ。この前はいつ食べたっけ・・・。

そんなことを思いながらベリリッと蓋を剝がして、中身を覗きこんで気がつきました。

 

「あ・・・これ蕎麦だわ。」

 

(美味しくいただきました)

ちなみに後日でんきゅうに会った時すごくそわそわしながら

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「あっ―あれさ、アレ・・・(すごいどうでもいいことを話す演技をしていましたがワクワクが顔にでている)その―うまかった?」

さりげない風を装いながらもお前そらもう喜んだやろォ?という顔で聞いてきたので、さすがの私もとても蕎麦だったとは言えず、「うん!ありがとう!」と答えました。

嘘・・・ならついていませんよ・・・。

落ち着いて、心の目で見てみましょう。はい、見えてきましたね。

あれは蕎麦の見た目をしたうどんだったということでこの件は終わりたいと思います・・・。 

 

*あとがき

みなさんは一週間どんな感じでしたか?

私の今週はこんな感じでした(`・v・´)!

いつかふりかえるとき、重ねすぎてて毎日がよくわからないようにこれからも少しずつ書いていけたらと思います。

日本の四月は色々なことがスタートする月ですので、皆様ご活躍のことと思います。

いろんな事も頑張りどきだと思うのですがあなたの代わりはどこにもいないのでどうか自分に優しくしてくださいね。

来週も、みなさんとわたしによい一週間でありますように!

それではまたお便りいたします

 

円野まど