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こちら孤島のまどからお便りしています

円野まどの恥の多い日々の記録

疲れた心を癒す 【ギャグ漫画朗読会】

〒 みなさま

 

ちょっと今日はほのぼのしていないので、え?え?と思わせてしまったらすいません。

はじめましての方もこんにちは、円野まどです。

私はすごく内弁慶でして、内外の顔が全然違うのです。

自分の感情の表し方が違うだけで、思っていることや考えていることが違うわけではないのですが振る舞いにはかなり差があります。

外では緊張で声はあまり出なかったり、恥ずかしいのでいつもビクビクしているのですが一度家に帰ると「ケーキ買ってきたよ~。」の台詞のあとに「それから私のことはハクさまと呼べ。」と突然千と千尋の神隠しのシーンに入り込むような狂った一面があります。(しゃんは「せんをだせ。せんはどこだ。」の声を完コピできます)

これを読んでくださっている方はもう、聞き飽きた(友達いない・内気)話題だと思うのでちょっとスキップすると私は普段ツイッターでいいねをするだけでちょっと吐きそうになるくらい緊張するときがあります。

「こんなにすぐいいねしてキモいと思われたらどうしよう・・・!」みたいな。

あと同性の友人とまともに関係を築けた経験が少ない為、とても私と同じいきものだとは思えずなんかもう女の子のやることなすこと全てがかわいく見えるのです。

性的な感じじゃなくてなんかこう、女の子というものに二次元感があります。

女の子とは同性にも関わらず殆ど接点がなかったのできらきらしていて、横にいるとなんだか自分がすごくなんていうのか、照れくさくなります。

そのありあまるかわいいの気持ちが漏れ出て絡み方がものすごい気持ち悪いこともあります。・・・こともある・・・?いや・・・今ツイッター見返してたんですが大体全部好意丸出しの気味悪い絡み方してました・・・。

まあこれもお馴染みのこと(振り返ると恥ずかしみでアカウント消したい)だと思うんですよね。私のちょっとずれた性意識はまた今度お話するとして、

最近、すごく申し訳ないことがあるのです。

時々メッセージでブログの感想をいただくのですがその時

「ふわふわしていて、優しくて好きです。」

という、ひーかわいい!かわいすぎる!守りたい!そんな風に思ってくれるあなたの方が100万倍輝いているんだよと思わず返信したくなるような(キモイと思われたくなくて堪えています)メッセージをいただくことがあります。

その時私のようなものに声をかけていただいて嬉しいと思う反面ものすごく、申し訳ない気持ちも同居しています。

なんかこう私は自分をちょっと良く書いてるんじゃ・・・と思いお詫びの気持ちがわいてきます。

ここでまじめなことや、心があたたまったことを聞いていただく私もシューベルトの魔王を熱唱する私もどちらも本当の私なのですが、「どちらも」なのでいつか普段読んでくださる皆様を驚かせないかなと思うこともあります。

なので、誰得な自分の日常会話を今日は書き起こしてみようと思います。

実は今まではしゃんやアイちゃんのこととか全部を書くことで彼らの性意識が差別されるようなことを言われたらという不安があってずっと書きにくい気持ちがありました。

でも、なんか気持ちがドシンと決まってきたので書こうと思いました。

その人が分かるブログのほうが、多分楽しいと思いました。

少なくとも私は読んでいてそうです!

それでは今回は

私たちは皆 常に「面白いことをしていたい」という合言葉のもと集うのですが今回思わぬはずみで新しい催しが始まったお話を聞いてください。

 

 

 

*ギャグ漫画朗読会

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今回の登場人物

円野まど ひきこもりのオタク。すごく内弁慶。外では声もでないが、家ではシューベルトの魔王を大音量で歌いながらフィギュアスケーターのマネをする。円野家の家事担当。空腹だとすごく悲観的になる。

しゃん 円野まどを居候させている家主。私の半身のような存在。感覚が女性的で、簡単に言うと「異性愛者だけどオネエ」みたいな感じです。行動自体はいわゆる男らしい感じ。Aセクシャルというほどではないが恋愛感情はあまり無い為かぎりなく中性に近い。先天的に性意識曖昧な人。すべてここで初めて書くようなことじゃないと書きながら気づいた(ウインク)

アイちゃん 10歳くらい(正確には忘れました)上の知人。男性の体で女性の心をもつ、バイセクシュアル。15年同じ人を好きで、とっても一途。一番良識がある。男性の服を着ていますが、口調は女性。まとめると口調 女、外見 男、心 両方 という人間の全てがつまっている。

*色々書いていますが面倒だったらしゃんと私が恋人同士、アイちゃんは友達もしくは先輩みたいな認識で全然だいじょうぶです・・・!

一応正確な状況を書いただけなので・・・(親指ぐっ)

そしてこの紹介、以下の文章に於いて名前以外意味ないです!

*私たちの宴

四月は忙しい季節です。

しゃんは先月残業120時間を越え、今月はもっとかもしれないという中、私は彼にしてあげられることはないだろうか・・・と日々思っていました。

消化にいいけど食べ応えのあるおかずを作って少しでも質のよい睡眠をとってもらうとか、いつも以上に部屋を掃除するとか、家にいる間にストレスがないように思いついたら何か家事をしていました。

しゃんは去年昇進があって、そのため年上の部下だったり、同格でもかなり年上である、ということが増えました。

まだその状態に慣れず、やはり相手が年上ということもあって言いにくいこととかも増えていき、どんどん精神的な疲れもたまっていきました。

私は私にできることはもっとある筈・・・でもそれが思いつかない、しかし家に帰ってきて何の脈絡もなくどの動物の赤ちゃんが一番かわいいか、ということに真剣に悩むしゃんの姿を見てこれはヤバイと思いました。

残業が、残業が彼の心を蝕んでいる!!

お支えしなければ!

そこで私の第二の姉である(私は血のつながった姉もいます)アイちゃんに、仕事が忙しい時は何をしてもらったら嬉しいかを聞いてみようと思いました。

アイちゃん「わからん、欠勤したくなる・・・。」

円野 「欠勤以外で望むことは・・・?」

アイちゃん「あたしがそうなったらで想定したら欠勤以外したいことがない、ていうか殴って欠勤に追い込んでほしい残業120時間以上ってもうなんか、家が会社じゃん?会社にいる時間内で、寝て起きてご飯食べてテレビ見れるよ。風呂も入れる。エッ風呂はいれる?!入れるよね?!やばい。入れるわ!!(大声)

意味わからないわ。何ていうかもう出勤じゃない。住んでる。住んでる家に帰ってる。会社の上にイエっていうルビあるわ。ここが会社だわ。この家は今会社になっているの。会社をのぞきこんでいるとき、あんたもまた、会社に覗き込まれているよ。

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円野 「すなわち?」

アイちゃん「会社の人を家族みたいに思ったら解決する。自分は出社してるわけじゃない、家族に会いにいってるんだと思いこむことで救われる。」

円野「それただの洗脳END。バッドエンドすぎてやばい。ちょっと漫画読みながら考える。」

アイちゃん「人生のヒントを漫画から探すとかオタクの鑑。そしてアタシにも本下さい。」

ここから二時間くらい基本は無言で本を読みました。狂ったように話した後は大体それぞれの作業(?)に入るのが私たちの流れです。

そして途中途中でお互いに「本当にごめんなんだけどさ・・・」という形式上の謝罪をしたあと、漫画の考察を話し合ったりします。基本は何でも読みますが、私は漫画の中における精神の成長とか、魂の高潔さみたいな(オタクエンジン全開)シーンにすごく胸が熱くなるタイプで(少年漫画をよく読みます)、アイちゃんは恋愛漫画が好きです。

一巻読み終えるとすごく面白いシーンについて

「ここヤバイ!!」「ここもヤバイ!!」みたいな申告がありお互いにその場面についての

 

「吟味」の時間があります。

(この時おそらくこのキャラはこう思っていて、それはこの頃からはじまっていた みたいな生産性があるようなないようなあるようなとにかく楽しい時間)

 

その日も吟味タイムに、国語の時間に本読みを当てられた子供のごとく立ち上がり、問題となるシーンを絵を見せながら読み上げていたのですがだんだん二人とも盛り上がってきて、しゃんが帰ってくるまで続きました。

ご飯を出しながらそれまでの説明をしていると、最初こそ「えっ、いやいい大人二人が何してんの・・・?」という顔をしたしゃんも「それで?内容は?」と食いつき始めました。

彼は「いやなんでその年齢でその作品についてそこまで知っている?」と思うほど昔から今の漫画やアニメに詳しいのです。

ガンダムファーストとかもその頃生まれてないのにかなり細かいシーンまで話してくれるのですが「すごいね!」と褒めても、位の高いオタクによくある

「いや、俺なんて本当にまだまだだから。もっと分かる人はいる(本気でそう思っている目)」と厳しい顔で返事してきます。

私たちはその日、ちょっと息がとまるかもしれないと思うほど笑いあった二つのギャグ漫画の面白いシーンをしゃんに見せながら朗読しました。

しゃんは厳しい顔をして顎をさすり「この話ほかのページも面白いの?」と寄ってきました。私たちは深く頷きながら、自分たちの腹筋を鍛えてしまったページをいくつか紹介します。

書いているとさほど面白いように思わないと思うのですが、ぜひ、漫画やアニメが好きな友達と一緒にやってください。

・おすすめの漫画を用意する(今回はギャグ漫画)

・おすすめの箇所を朗読する

・何故おすすめなのか話す

・その作品について思ったことや気づいたことを話、良さを味わう

・自我を解放する

これだけのことですがすごく楽しいです。

 

何度もしゃんに「いや読み上げる必要はないから。」と言われたのですが、これは重要な意味があって、笑いがおさまったころ、ちょっと飲み物をとって戻るときとかにドアをあけてふいに先ほど笑った台詞を言うと恐ろしいほどウケます。

いや、今書いててだんだん何か別に面白いことじゃないって気づいてきました。

あれこれ、ただオタクが漫画の話して笑っているるだけじゃない・・・?

という事実が浮上してきましたが話を続けます。

何であんなに笑ったのかわからないけど全員壁やベッドとか床の方をむいてお腹をかかえて笑いました。無機物に体をくっつけて笑いの衝撃を受けとめてもらうようにしないと、おさまりきらないほど笑いました。

私たちは二冊のコミックエッセイを3人同時に読むために(書籍版)さまざまな体勢になりました。本に対して平等な距離感をもつためになんか本を真ん中にぐるぐるまわったりして、「読みやすい?大丈夫?」といつもは「ちょ近い、どいて」みたいな関係なのにものすごく優しくしあったりしてだんだん狂気じみていきました。

今その催しが終わって数時間たって、だんだん「これは面白い。みんなに本当におすすめだわ」と思って書き始めたこの文章を読みながら

「エッなんで私たちはアレを面白いと思ったの?」

という、先ほどの自分は本当に自分だったのか?とこの体は借り物なのか?という状態にまで冷めてきて、すごく気まずい気持ちになってきています。

ただ一ついえる事は、お互いに一押しのギャグ漫画を見せて場面場面キャラになりきって朗読しているアホな姿を見たしゃんは体を折り曲げて笑い続け

「あー・・・俺、笑うこと忘れてたわ・・・。」

と涙を拭きながら言いました(しゃんは笑いすぎて泣いた)

そして「なんか仕事乗り切れる気がした・・・腹が立つこともあったけどなんかどうでもよくなってきた・・・。」といいはじめました。

ギャグ漫画はもはや薬、お薬の領域だと思った瞬間です。

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私たちはバカなので一度味をしめるとしばらくその遊びをします。

なので土日連続でギャグ漫画朗読会をしたのですがしゃんの顔色はどんどん良くなりものすごくグッスリ眠るようになりました。(しゃんは最近睡眠途中覚醒が多かった)

漫画じゃなくてもコメディ映画とかでもいいのかもしれないのですが、どちらにせよ、

【仕事が大変なときの一番の薬は「大笑いすること。」】

なのかもしれないなって思いました。

大切な人が忙しい時のために、「抱腹絶倒待ったなし本」のストックを増やそうと思いました。ぜひ、これは笑いがとまらなかったという作品があればご一報くださいね。

今読み返して、熱がさめきった今何でこんなに笑ったのかわからず、皆さんが読みながら苦笑いして「コメント難しいな・・・。」って思われるところを想像しています。

そしてだんだん普段のテンションに戻っていき、今なんか鏡をみたら青ざめていますが

しゃんが元気になってくれた事実だけはダイヤモンドなのでやっぱりおすすめしたいと思います!

本当にプライスレスな時間なのでぜひ仲の良い人とやってみていただけたら幸いです!

 

それではまたお便りいたします・・・!

 円野まど