こちら孤島のまどよりお便りします

円野まどの恥の多い日々の記録

こどもはかわいいですか?(のりもの編)

〒みなさま

 

先日はあたたかいお言葉をありがとうございました。

私にとってはアクセス数以上になんていうか人の声がありがたいです。

会話ってすごいなって思います。中学生のときの話ですが、学校で私のことを嫌いな人が、好きな人の話をしているのを見かけたことがあります。その人は結構私のことを激しく嫌いで、ちょっと体育の時など困ることもあったのですが、恋をするその人はとても可愛く、人間なんだなあとあたたかみを感じました。話をすれば戦争は終るとかいうつもりはないのですが、賢くなることこそがすべての悩みを解決する1歩かもしれないと信じているところはあります。そんな気持ちとは裏腹に、ベッドで何日考えても答えの出なかったお話をちょっとシェアさせていただけたらと思います。

この前用事がありまして、新幹線で二時間ほどのところへ行って来ました。

これはその帰りの車内でのお話です。

 

 

新幹線という場所

突然ですが私は電車とかああいう乗り物類が好きです。

つよいぞはやいぞ!!という気持ちで日本の技術に敬意すら覚えています。ウフフ。

新幹線で自分達の席に座った後、同行者はちょっと体調が悪くなっていたので、着席早々に寝ようとしていました。

私は意気揚々と電車の座席の感じとか、地方のホームの感じとかを写真におさめたりしていました(気持ち悪い)乗り物かっこいいぜ!!とか思いながら・・・

私達が乗ったのはその路線の始発の場所でしたがほぼ満席だったと思います。

18時か19時くらいでしたので、みなさん出発というより帰るご様子でした。

写真を撮っているとき立ち上がっていたので、様子がわかったのですが多くの方が休んだり眠ろうとしていたように思います。

まだ乗降中の時間でしたが、とても車内は静かだったのです。

外を撮っているとはいえ誰かがカメラを構えていては落ち着かないだろうなと思い、撮影をやめ着席しました。

私達は車両一番前の席に座っており、通路を挟んでお母さんと思われる女性一人と、お子さん二人がいました。

おそらく男の子の兄弟で、上の子は7-9歳、下の子も5歳はすぎているだろうなと感じました。事情がない限り三人は親子で、二人は兄弟だと思いますので以下「お母さん」「兄くん」「弟くん」と書きますね。

 

出発前

出発前から、弟くんは興奮していました。

(乗り物はかっこいいからな・・・)と何も彼は言っていないのに脳内補完をしつつ、私はスマホでナンバーアップというゲームをし始めました。(余談ですが家族全員にあのすごいつまんないやつと言われています、クッ、楽しいですよ!!!)

同行者(しゃん)は眠ろうとしていたので、私はゲームをポチポチしていました。

弟くんの声が館内放送さながらに聞こえます。

「おかーーさんあのねぇ~ギャーーーー!!!」

ギャーのところは、小さいお子さんが興奮状態のときに出す高めの声です。

ビクッ!と眠りかけていた同行者が動きました。しかしただの子供の声なので、またウトウトしはじめました。

お母さんが弟くんに注意をします。

「ねえ、静かにして。お母さんイヤだよ。皆乗ってるのに、静かにしないとだめだよ?」

こんな感じのことを話していました。私はその時のんきに、もし私が子供をうむことがあったら上手に「なぜ静かにせねばならないのか」って言えるかな~って考えていました。子供の疑問や欲求は純粋だから、常に正しい答えを言うのはなかなか体力がいりそうだなっていうようなことを想像し、脳内マザーになっていましたらちょっと私もスマホを落としそうになるような声がしました。

「ねえ!つまんない!!つまんなぁああああい!!!!ギャー!!(高音)」

最後のギャーより、間の つまんなぁい がけっこうマキシマムにビッグなおボイスをされておりまして、本当に驚いてしまいました。お母さんはまた、きちんと注意をしていたのですが注意をすればするほど、不満の色の強い声になっていきました。

 

そして新幹線は走り出す

そうこうしているうちに、出発しました。走り出したら、ホームからの雑音もなくなってますます車内は静かになりました。私はまたナンバーアップをはじめ、よしよしハイスコアですぞ・・!と脳内執事に励まされながらまた夢中になっていました。

「オカーーーサーーン!!!!」

30メートルくらい離れていても聞こえるかな?っていう弟くんの声がしました。

車内はシンとしていたので、声はことさら響き、思わずびっくりして横を向いてしまいました。弟くんはすごくいい笑顔をしていました。

そう、まったく悪気はないのです。

多分、お母さんとお出かけしたり電車にのったり、いつもと違うことが楽しいんだと思います。さきほどからどんどんおボイスのボリュームがあがっていて、なんだか不安になってきたのですが、お母さんはもっと困っておられました。

「ねえ・・・ママ、もう電車に乗れないよ・・・・。こんなに ~ちゃんが静かにしてくれないから、もう何があっても新幹線に乗らないよ・・・。」と聞こえます。

すごくか細い声でした、懇願するような。

お母さん、絶対めっちゃ気にしてる・・・と感じて胸がいたみました。

しかし、それに対して弟くんの起こしたアンサーはさらなるビッグなおボイスでした。

弟くん「あのさああああつまんないんだけど!!!そういうのほんっとーーーつまんないんだよなーーーどうしてだめなの?」

おかあさん「みんなうるさいのはいやなんだよ。みんなの電車なんだよ。」

弟くん「なんで?なーーんででっすかーー!(自作のメロディでなんでですかソングをはじめる)アハハハハハ!!!」

 

めっちゃ楽しそうで、彼はもう楽園にいる感じでした。

この子にとって新幹線はハワイであり、ついついはめを外してしまいそうな場所なのだと空想し、とりあえずスマホでハワイ料理について検索をしたりしました。アロハ!!

私がそんなのんきなことをしている間にもなんでですかソングは続きます。

弟くんに当然悪気はなく、お母さんが焦っているのも多分幼いからわからないのだと思います。

お母さんに注意されて静かにしたふりをしたあと、思い切り大声を出してとても楽しそうにしていました。アロハ~!

言葉で書くとちょっと、意地が悪い感じにみえるかもしれないのですが弟くんには遊びの延長なのですよね。

お母さんがちょっと困っている様子が深刻なことだと思っていなくて、むしろちょっと自分がお母さんをからかって遊んでいるくらいの、無邪気な感覚なようでした。

何怒ってるのぉ?とか そういうのつまんないと言いながら、終始笑っていました。

お母さんと楽しく遊びたかったのでしょう。あと、甘えたかっただけなのだと思います。

みかねた兄くんが、弟くんに静かにしようねと優しく言い始めました。お兄ちゃんが言うと少しの間だけ静かになります。でも結局何か1つアクションをするたびに「お菓子食べたい!」「お弁当いつ?!」など、車両のすみずみに聞こえるビッグなおボイスで喋るので、お母さんは本当に困っていました。(声が悲しそうだった)

お母さんの努力が届かないとき

 大体30分後くらいから車内のムードがちょっとざわつきはじめました。

うるさい・・・とか、親が注意しないのかなとかそういう声が聞こえることもありました。

私は通路を挟んで隣の席だったので、お母さんがかなりまじめに注意なさってるのを聞いていたのですが遠い座席の方には聞こえなかったんだと思います。

話はここから!という所なんですがわたしは事もあろうに、その状況でかなり眠くなりました。

なので、この後はすっかり起きてしまった隣の同行者から聞いた話になります。

その後も弟くんの興奮はずっと続いたそうです。お母さんは弟くんと話すのをやめることで出来るだけ会話を発展させないようにしていたのですが、最後は車内の通路にぺたっと座り込んで遊び始め、その後頭をぶつけてしまい大声で泣き続けたそうです。(自分が熟睡していたことが怖い)

私は東京が近くなってから起きたのですが、確かに泣いていて「あらあら怒られちゃったかな」と思っていました。頭をぶってしまったのですね、かわいそうに。

降り際に「あーうるさかったぁ」と聞こえるようにいいながら降りる方もいて、なんだか自分が言われていないのにドキッとしました。

実はこういうことは今回が初めてではありません。

新幹線に限らず、グリーン車とか、有料特急とか、指定席を購入するタイプの乗り物は夜だと、「眠って帰るためにわざわざ有料の席を購入した」という方が少なくありません。眠らせてもらえるという確約があるわけではないのですが、席を確実にとり休んで帰りたいという方(お仕事帰りと思われる服装が多いです)がちらほらいらして、その様子から自然と静かな車内になることが多いのです。

努力をしてもしなくても、お子さんをなだめることが出来ないこともあります。

そういう時 直に「ちゃんと叱れよ!」とか「静かにさせてください」と親御さんが言われている姿も見たことがあります。

今回は遠くから不満が聞こえるだけだったのですが、私はすごく考えてしまいました。

 

もやもやすること

私は風邪の間このことをたまに考えていたのですが、どういう風にするのが正解だったのでしょう。

私の心に引っかかったこと

 

・「静かにすることが難しい」子というのは存在する。それはその子のわがままではなくて、その子はまわりの状況を認知し適切に行動するのが難しい個性をもっている。叱ったり厳しく接しても、相手の感情を読むことができない場合があり、自分の気持ちに添った行動を続けてしまうこともある。

・上記のような場合があることはすべての人に理解があるわけではないので親の怠慢だと思われることもある、しかし本当に注意すべきときも多分ある(おそらく乗り合わせただけの他人が理解するのは不可能)

・しかし後日他の方から「有料で席を買っている、その空間を買っているような状態でこどもをそのままにしておくことはマナー違反だと思う。アピールという言い方は悪いけど、通路に連れ出すなりの少し厳しい対処を見せるべきだったのではないか。赤ちゃんや三才未満の子ならまだしも、文章で喋れるような大きさの子をうるさいまま放置するのは子供がわるいのではなく、大人のマナー意識が低いような気がする。体調が悪い人などが同席してることなど、想像もつかないのだろうか?」というようなお話を受け、「そういえばマナーって何歳から?」というようなことまで考え出してしまう。

・たしかに今回はただ様子を見ていたけれど、もし自分が体調が悪いときなら少し辛かったと思う(それでも親御さんにもこどもにも悪気がないので責めたりするきはないです)

・「こどもだから」で全て許すのは多分こどものためにならない(時と場合によります。事情がなくて、聞き分けの問題のときのお話で)と自分は思っている。でも、そうやって「すべき、とかこういうのが標準」という何かをもうけることで、辛い思いをするお父さんお母さんがいるんじゃないかな・・・

全然まとまらないですが、皆さんは新幹線でこういうことがあったらどうなさったり、どう思ったりしますか? 

ほっ本当にまとまらなくてすいません(いつも)

 

私の姉に、二人こどもがいます。

事情があって赤ちゃんのときから飛行機にのって移動することがあり、よく泣き出したらどうしようと不安そうにしていました。泣いてしまった際には立ち上がってみなさんに謝ったそうです。

身内をかばってしまい恥ずかしいのですが私はその話を聞いて

「お姉ちゃん緊張したね、大変だったね」

と言いました。姉はちょっと心細そうな顔をしていました(いつもはかなりパワフルな性格なので、本当に不安だったのだと思いました)

姉の旦那さんも、生きた心地がしないくらい緊張したよ~と言っていました。

たまに電車で子供が泣いてると「ウフフフフ泣いたのぉ~」みたいな気味のわるい笑顔を送っている私ですが(私の顔が気味悪くてこどもがキョトンとすることが多いです)、世の中のお母さんがこんなに不安を抱えてるなんてとその時はじめて知りました。

 

これは本当にあくまで私の経験上のお話なのですが、赤ちゃんが泣き続けても意外と許されることが多かったです。けっこう真剣に、赤ちゃんをどうにかするのって不可能じゃないですか。それはもう、皆さんわかるんだと思います。三才未満と思われる子供が泣いている時なども、どなたが不満をいうことはあまりなかったです。

今回のポイントの一つに「割と流暢に喋れる年齢の子が騒いでいた」というのがあると思います。だからこそ、きちんと言い聞かせてないようにみえたんだと思います。

でも、ちゃんと喋れるからこそ反論もできるし、育っているから意思表示をします。

反抗もします。

私はこどもは「預かりもの」という考えを現在のところしていて、(もしいつか生んだ後意識が変わったら書きますね!)たとえ「自分の生んだこども」であっても自分の自由にならないし、いずれ社会に生きていけるように育て、彼彼女の人生にお返しするという気持ちで見ています。

だから社会の子供は自分と血のかかわりがなくても、とても尊いし、可能性に満ち、大切にされてほしいと感じます。

けど、「こどもさま」という状態になるのもよくない気もします。

わたしはこどもは好きです。かわいく感じます。

しかし、言うのは勇気がいるのですが「こどもというものがお好きではなく、いない空間を好む」その方の気持ちもまた、可能な場面では尊重されるべきだと思います。

もちろんお好きでないから子供を傷つけるのはだめですよ。そうではなくて、自分で選択をして、いない場所が落ち着くのでそのための対価(例えば費用)を払っている場合や泣き出す子がいないことを想定して作られた場所(たとえばコンサートホールや未就学児に遠慮をしてもらうレストラン)において子供が尊重されすぎるのはまた違うと思います。

私は多分コンサートでバイオリンとかのソロで子供が泣き出しても、まあいいかなって思っちゃうんですよ。でもそのとき、許せる からといって私が心が広い、許せない人が狭いってもしなったらそれはおかしいことに感じます。

寛容さが正しさだとは限らないのが難しいです。

泣いてしまったこどもにも、親にも、できるだけ手助けするような気持ちで添いたいと思いつつ、今話したようにそれはまた別な権利を侵害してるのかなと思うと、すこし難しいです。公平とは難しいです。

個人的なことはえこひいきという必殺剣があるんですが・・・

もし自分が縁あって子育てをすることがあったら、私はどうすべきなんだろうなあということを漠然と考えてしまいます。

最後に本音を書きます。

今回はみなさんに意見を求めたく、ざっくり書いたのですが 私は今回のことがあってひたすらに

「お母さんかわいそう、気にしないで、大丈夫だからね。こどもだからこうやって大きくなるんだよ!気にしないでねほんとに!!あなたはすごく頑張ってるんだよ」と気味の悪い脳内通信を送っていました。

正直 お母さんが悩んでないかってことばかり気になりました。

多分これが私の本音なのですが、でもそれはそれで一方の権利を失念しているので わたしもマナー違反予備軍なのかもしれないなって思いました。

怖かったのです。

降り際にいわれた、うるさかったのことば。

ちょっとした不満かもしれないけれど

このお母さんが本当はいつも追い詰められていて、その一言がだめ押しのひとことになったらって思うと、すごく怖かったです。

失敗して怒られることなんてだれにでもあって、それは全然だめなんかじゃないよってまじめなひとに伝えていたいです。

ただしい 人でずっといるのなんて無理だと思います。

生きてればオッケーなことって結構あると思うのです、アロハ!!(しつこい)

 

 

それと、大事なことなのでしっかり書いておきますが明日の私の夕ご飯はギョウザです・・・!!!餃子!餃子!!!

それではまたお便りします!!

あっあと、近々IDコールなるものを覚えたいなと思いました!!私なんかにコールされても迷惑かもしれないのですが、勇気を出してコールしてみます!!ちなみにツイッターのリスト作りも覚えました・・・2017年の円野はSNSにひるまない、ように、なれ、その、できうる限り少し進歩しますね!ウフフフフ!!!

 

円野まど

 

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