こちら孤島のまどよりお便りします

円野まどの恥の多い日々の記録

食べると言う事に対しての答えを探し続けている

〒みなさま

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皆さんにとって好物とはどのような存在ですか?

かのケイト・モス様のお言葉に「どんな美味しい食べ物も、痩せているという快感には敵わない。」というものがあります。私はガリガリというわけではありませんが、洋服のサイズはXSかXXSくらいになるかと思います。(背が普通くらいなのと、日本人なので小さいのが入るんだと思います。入ると似合っているはまた別なので・・・アハハ・・・)なんでサイズを高らかに宣言しだしたかというと、高くもない低くもない身長だと少し太るだけで着ていたお洋服って感じがかわりませんか。なんていうか、「ひえ こんなに?」みたいな。

私はあつかましいところがあって、「この服もうダメかな~(苦笑)」と服に責任を押し付けることすらあるのですが、そこはしゃん先生が「アンタが太ったんだけど!!」と必ずツッコミをいれてくれるので、あいすみませんすみませんと食べる太る運動する痩せる食べるみたいなかんじで、大体大きく体重が増えることはないです。でも、さらっと書いているこの「ふとる→痩せる」の期間ちょっと大変なこともあります。

そんなことを思っている延長で今日ふと、「エビマヨを一生食べられないかわりにずっと君は38キロだよ」といわれたとして、ちょっと承服しかねるみたいなことをわりとまじめに考えてしまい貴重な時間を使ってしまいました。そうです、私はものすごく食い意地がはっていると思います。おいしいって気持ち、すごく好きです。

思春期というかもろに反抗期の時に、お母さんと些細なことで喧嘩をして自室にたてこもったことがありました。もう本当よくある10代におけるホルモンバランスの乱れをモデルがごとく体現していたのでそれはもう、全身全霊で養われてるのに一匹狼みたいな顔で自室にたてこもりました。T絶対許せない!!みたいな感じの、もう紙みたいにペラペラの「絶対」を引っさげる手合い。

この種の子どもの頃にある、かっこつけ由来の事件というか、あんた恥のデパートや!と叫ばれそうな話は残念ながらいくらでも持っています。

喧嘩の内容は今でも覚えているんですけど、テストの点数をみてお母さんがちょっと小言みたいな(そう聞こえただけで普通の会話だったかもしれないです。何せ思春期特有の有毒なガスに感染していたので・・・)ことをいったんですが、そのテスト自体は全体的に出来がわるくて私は良い成績のほうだったんです。

まあ結果よかったわけですから胸をはって、「HAHA!ドントウォーリーマム!みんなが出来が悪かったんだよ?オーライ?」みたいな南国対応をすればよかったんだとは思うんですけれど何せ思春期特有の感染が進行していたので、もう、不必要な音をたてて自室へダッシュですよね。ドンドンドンドン!!!!!(階段を重みを増してのぼるのぼるのぼる!!)

もちろん、ドアを閉めるときは空気をよーーくためこむ バァンッ! みたいな感じで閉めましたよ。本当に、書きながら手が震えます・・・。なんで子どもの頃ってバカなんですかね・・・いやそうではない方もいますよね、なんで私の子どもの頃はバカだったんですかね・・・?いやあ、自らの過ちをこうして書き記していると、お母さんに電話して謝罪したくなります・・・HAHA・・・

そんなこんなで、夜ご飯の時間になっても不思議とおなかがすかないというか、対して蓄積もされていない自分の履歴が汚されたような顔をして、「事件(こととルビふりしてください)すでに動きたり」と、机に向かっていたわけなんですが その時机で何をしていたかって、乙巳の変とか大化の改心を取り扱った漫画を読んでいました。

特に、することがなかったんですね。ここ、かなり記憶にはっきりあります。

ものすごくふざけた教材みたいな漫画で、蘇我氏が襲われるシーンも舌だしてギョエ!みたいな驚きかたしてるようなコミカルなやつです。それを真剣に読みだして、中大兄皇子蘇我氏め・・・」みたいにいってるシーンをめっちゃ眉をひそめて読んでました。

何であれをやりながら、真面目に怒れたのか今となってはちょっと本当に理解できないとか書きつつ、今読みながら勘弁してくれえ・・・過去の私勘弁してくれえ・・・という懇願する体勢に入りつつあります。

その後はといいますと、お母さんも気持ちが落ち着いて仲直りにきてくれたのに私は部屋に鍵をかけていたんですね。一回声を書けてくれたのに、不機嫌に「いい」とか言ってしまった記憶があります。ひどいですよね・・・。あんな漫画読んでるだけのくせに、「いい」とかよく言えるなってすごい思います。

それで夕ご飯の時間も降りてこないで、そのあと20時か21時くらいになってですね、

もうビジネス不機嫌みたいな状態になってるんですよね。もはや何に怒っていたのかあまり分からなくなっているし、相手の事もそんなに悪いと思っていない、けれど篭城は何となく続けるみたいな。とりあえず不機嫌なポージングは崩さず、両親が寝たらなんか食べようみたいな計画まで脳内でねりだしてて、心の面では「プライドを傷つけられて食欲が無い・・・私はひとりぼっちなのかな・・・?」みたいなポエミーで痛々しい状態から多少の回復をみせていたんですね。

その時お母さんが、もう一回「まどちゃん、ごめんね」ってドアの向うから声をかけてくれたんです。

私はなんか、その時はちょっと冷静になってて(お母さん知らなかっただけだし、そんなきつく言われてないのにな・・・)ということに気づいていたのですけど、何だかそれを素直に言えなくててここでまた、

「いいけど・・・(ブスッ)」

みたいな態度で返事をしてしまうんですね。ほんッと衣から食から住から養われていて、何様だお前は!!ビンタだ!と、タイムマシンができた暁にはきつくいい聞かせたいと思います・・・

そのあと、下の階にいったら私の大好きなエビフライがいっぱい作ってあったんです。

その時色んな思いがワーーーッと、かけめぐりました。私が意地をはっても最後は一階に降りてきて、お腹がすいてる事とか、意地を張ってどこで折れればいいか分からなくなってることとか、そういうこと全部お母さんはお見通しなんだなって、それでお母さんから折れてくれたんだなとか、そういうことすごく押し寄せるように理解しました。

お母さんが「おなかすいたでしょ、お味噌汁は?飲む?」みたいなことを優しく聞いてくれたんですがその時私はですね ちょっと声が詰まったけど「お母さんごめんね、言えばよかった。」とようやく言えたんです。

お母さんはお母さんこそ、先に聞けばよかったよねみたいなこといってくれたんですが私はそれをさえぎって

「ううん!!!!!こんなもの作ってくだすってありがとう!!さっきはナマイキな態度とってごめんなさい!!!!!!!!」

というようなことをいいました。

その時ですね・・・かなりへりくだっていたと思います、正確な言葉は覚えていないのですが(記憶はわりと大化の改心漫画にもってかれた)ちょっとお母さんが「あなた食べ物でそんなに・・・?」と引くレベルで態度を緩和させていたのを覚えています。

まじでお侍様と村の権兵衛どんくらいの格差で母に敬意を示していました。

いやあ空腹にエビフライごはん、美味しかったです・・・。ウフフ。

前置きが長くなりましたが私にとって、思春期のホルモンバランスの乱れを凌駕するレベルで好物は大きい存在です。

時々、食べることへの罪深さを考えてしまうことがあって未だにグルメだとか美食だとかそういうことに邁進することはできないのですが、私にとって家庭料理というものは幸福と繋がっているように思えます。

私は色々なものの答えを一時的にでも出しておきたい方だというのに、食べる、ということはいまだに判断つきかねてしまいます。食べなければ痩せるし、痩せていれば服が似合います。

着飾ることも食べることも、行き過ぎれば理性の意味がないし

何も無いなら身体を成してる意味がないようなきがしてなかなかどうしてむずかしいです。

まとまらないお話ですが、家族と喧嘩してもごはんで大体仲直りできるタイプです、というお話でした・・・!ちなみにお母さんにこの件のこと、時々謝るんですがお母さんはそんなこともう忘れちゃったよというのでものすごくものすごくこれは絶対自分が二度としてはいけないことだなと思っています・・・。

お母さんって偉大ですよね・・・。

それでは、明日はお好きなものをたくさんいただけますように・・・

またお便りいたします!

 

 円野まど